傾斜配点ってなんだろう?
傾斜配点というのは、特定の指定された教科の配点分配を変更して
得点差をつけて合否を決めていくことです。
同じ高校を受験する生徒は、似たような学力を持つケースが多いです。
また、内申点も似かよります。
そうなると、入試でも同じ得点を取るケースも多くなりがちになりますので、
合否の「差」を付ける意味でも設定されています。
例えば、AさんとBさんがいたとします。
Aさんの配点は英語70点、数学80点の150点
Bさんの配点は英語80点、数学70点の150点
そこで傾斜配点が「数学の配点を2倍」となったとしたら・・・
Aさんの配点は英語70点、数学(80点×2倍)160点の230点
Bさんの配点は英語80点、数学(70点×2倍)140点の220点
つまりこのような傾斜配点になると、合格はAさんとなります。
傾斜配点を取り入れている学校は県によって違います。
全体的に見ると、公立・私立問わず特色ある学校が取り入れるケースが目立ちます。
また傾斜得点の教科が自己申告という学校もあります。
「どの教科でも構わないので、1つ突出した教科を比重を重くします」という事です。
このように入試制度が自分の味方になってくれるケースもあります。
仮にもし自分が受ける、また受けたい高校に傾斜配点があったとしたら、
どの教科の配点が変わるのか?を目を通しておいた方が良いでしょう。